2021年12月5日 聖協団目黒教会 横山さおり牧師
題名 神との和解 ローマ5:1-11
ローマ4章を通して、旧約の時代でも罪ある者が神の御前に義と認められる唯一の道は、神にすがり信頼して生きることであるとパウロは述べ、「信仰によって義と認められた」と聖書にあるのは新約にいきる私たちのためでもあると続ける。神のひとり子主イエスキリストを信じる信仰によってのみ人は神からの怒りを免れ神との平和を持つ者とされる。イエスが、私達の罪を引き受け神からの怒りの裁きを受けられたことは、尊く偉大な犠牲であった。十字架で神の怒りと呪いを受け、神から断絶されることは、神のひとり子イエスにとって容易なことでは決してなかった。ゲッセマネでの御苦しみにそれは現れている。しかしイエスは十字架に向かっていかれた。神のご計画を成し遂げるために。イエスによって与えられた神との和解によって、私達は神の子どもとされる恵へと導き入れられ、神の栄光にあずかる望みを喜び誇る者とされた。神は私達の父として、子である私達を試練、困難を通して訓練し、多くの実を結ぶ者とされる。試練を通して得た神との霊的交流は、どのような苦しみも乗り越えさせてくださる神に対する希望を生み出させる。この希望は決して失望に終わることはない。神の愛は私達のものだからである。神は、まだ敵であった私達を愛し、まだ罪人であった私達のために、主イエスは十字架で死んでくださった。このことから神は私達への愛をあきらかにしている。私達は主イエスの血により義と認められている。神の怒りは私達から遠く離れ、最後の審判をも恐れることはない。私達は主イエスキリストによって、神との和解を得ているのだから。主イエスによって神を喜び誇る者とされた偉大な恵みを、パウロと共に心から賛美したい。

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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