2021年9月12日 聖協団目黒教会 都丸道宣牧師「系図に信仰のルーツを求めて」創世記5章1-32節系図を見ていくと、どれくらい生きて子を生んだのか、その子が生まれてからどれくらい生きて死んだのか、定型文で繰り返されます。他に子どもが生まれても、この系図には載せられません。イエス様に続く信仰者の名前を一代に一人ずつ挙げられるのみです。この系図では、エノクとノアは新約にも出てくる、馴染みのある名前だと思います。エノクは定型文の他に、「彼は神とともに歩んだ」と描かれ、他とは区別されています。系図の他の人たちも信仰者ですが、さらに異例の扱いを受けています。神と生活をともにしたエノクは求めてそうしていました。彼のそうした神への姿勢はユダの手紙14,15節でも取り上げられ、そこを読むと彼が預言者だということが分かります。さらに、息子メトシェラの名前(彼の死後それは送られるという意味)を見てもそれが分かります。彼が死んだ後に大洪水が来るということが込められているのです。エノクはその後、死を迎えることなく、神に直接天に入れられました。イエス様が再び来られるときに、聖徒らが死を通らずに天に挙げられることを予表しています。系図はノアへとたどり着き、罪の蔓延する地上で信仰を守り抜いていきます。系図に挙げられた人たちの長生きは、神の恵みがたくさんあったことを表しています。生きた長さを棒グラフにするとよくわかりますが、アダムはノア以外の全ての子孫に会っています。ノアの父レメクとアダムは地上で顔を合わせているのです。やがて地上に人々が増えると同時に、罪も多くなっていきました。神は裁きを決断します。メトシェラは最も長生きですが、それは神がその死を遅らせ、伝道の機会を延ばしていたからです。地上では罪が増えてきて、人々から互いの愛がなくなってきます。神は信仰者が救いをのべ伝えるのを待っておられるのです。メトシェラの死が一年延ばされるごとに、地上の破滅が一年延ばされました。しかし、そのときは確実に近づいてきます。この箇所に出てくる人物が信仰者と言うのは、洪水が来る前に、洪水に遭わずにノアの家族以外、地上の生涯を終えているからです。再臨のとき、地上の滅びのときというのは、近づいています。神はいままさに忍耐しておられます。神の憐れみを受け取り、祈りましょう。一人でも多くの人が救いにあずかることができますように。神とともに生活しつつ、願い求めようではないでしょう

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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