2021年3月21日 聖協団目黒教会 都丸道宣牧師
「天地創造と神の愛」 創世記1章1,2節
聖書のはじめにはこの地球がどのように出来たのか、が描かれています。これは日本の伝統の中で暮らしていると気づくことの出来ない真理に満ちています。唯一の神さまがこの世界を創造によって生み出されました。クリスチャンとして過ごしていると、日本の行事の中では参加しづらいものが多くあります。お祭りやお参りなど、神社やお寺などで行われることと創造の神とは全く関係がありません。この創造の神様を信じて、私たちは祈ります。この創造の神様を胸に刻んで告白します。「私は天地の造り主、全能の父である神を信じます」と。この神様の天地創造は人間を創造されることに向かっています。創世記のはじめとは、私たち人間を創り出す計画の始めなのです。人間をその理想的な環境に置かれるという目標に向かって進められているのです。そのために地球は温かさにしても、空気や水や風や大地や木々や山々にしても、食べ物にしても生き物にしても人間にとって非常に適した素晴らしいものがあふれています。太陽や月、大気など、どれかが少し今と違ったなら人間は生きていくことが出来ません。しかし、人間は不満を生み出します。人間にとって理想的な被造物に囲まれて、人間は文句を言い始めるのです。夏は暑すぎて冬は寒すぎる、良い人間関係がない、食べ物が飲み物が口に合わない。混乱と混沌を日常生活に紛れ込ませていきます。神様は私たちに喜びを与えてくれない。神様なんて私の役に立たない。自分の都合のいい神様を生み出してしまおう、と多くの偶像は造られました。闇が人間を支配しはじめ、本当の神を忘れさせようと動いて本来の自分自身を忘れさせようとしています。本当に素晴らしい世界に本当に素晴らしい人間を創造されたという始まりから、自分はおかしな人間だ、他に悪いものを流す人間だ、混乱を生み出す存在だ、意味のない存在だ。社会の混乱の中で、苦い思いの流れに触れて、悪い思いに囚われていくのです。人間が作り出したものが人間に悪い影響を及ぼしていることさえ起こっているのです。2節に描かれる混沌に似ています。しかし、神の造られたはじめには混乱は含まれていませんでした。私たちはここに戻る必要があります。この世界には苦しみも痛みもあるけれど、神様がこの世界を創り出されたご計画と思いを受けとって、まっすぐに進んでいきくのです。混乱が私を捕らえることはありません。悪い状況にあっても、これからもっと良くなる計画を神様は持っておられるのです。最善の計画の中、私たちは神様に生かされているのです。

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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