2021年1月17日 聖協団目黒教会 都丸道宣牧師

「いつも、絶えず、すべてのことにおいて、神と」テサロニケ人への手紙第一 5章12-18節500円でいっぱいにすると10万円貯まる貯金箱が満期になったのであけてみると、予想よりも多くの額と対面することになり、神さまを思いました。神さまというお方は私の思いをはるかに越えて満たしてくださるお方だなぁ、と。神の満たしを受け取るというのは、ただ漫然と待ち構えているだけで受け取ることは出来ません。神の願っておられることを感じ取り、神の望んでおられることを意識して、自分の思いを脇に置いて、取り組もうとすることが大切になります。そうでないと、欲しいモノで満たされたとしても心はまったく満たされないということが起こります。神は教会においては労苦され、指導、訓戒を与えてくださる先生や役員の方々への尊敬を、パウロを通して勧めておられます。上に立てられた人を尊敬することや、互いに尊敬し合うことも同じように勧められます。シンプルに尊敬しようと思うと、なかなか出来ないことに思い当たることがあります。しかし、その尊敬をチャレンジしていく中で、神の権威を見上げることが出来るようになることでしょう。また、弱っている人たちの世話をし、心を寛容に接することを勧めています。教会には弱ってしまって訪れる人が多くいます。それを無視して、良い共同体は築けません。さらに、悪を行う人に対してでも善を行うように、と勧め、悪へと流されて行かないように注意しています。善によって悪に打ち勝つというのは日々の戦いです。イエスさまにあって、悪が降りかかってきたとしても、善で返していきなさいということです。いつも喜んで、絶えず祈り、すべてのことにおいて感謝していくことがクリスチャンには出来るとパウロは言います。それはキリスト・イエスさまの贖いによって、すべての罪が過ぎ去って新しい命に生きているからであり、そのことこそ神さまが望んでおられることだからです。神様はお金で満たすのでもモノで満たすのでもなく、心を愛で満たしてくださるお方です。もちろん経済の満たしもありますが、それ以上に愛で満たされた教会、人生、人間関係を与えるために、十字架の贖いによって、命をかけて私たちを救われました。その感動によって、いつも喜びがあり、神さまとの関係を絶やさない祈りがあり、すべてのことにおいて感謝が出来るのです。このことを神さまが望んでおられることを受け取り、今年一年、イエス様と共に過ごし、身につけていかれますよう、お勧めします。

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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