2020年7月5日基督聖協団目黒教会 牧師 横山さおり

「あなたはわたしを愛しますか」ヨハネ21:1~9復活されたイエスさまは、弟子たちにガリラヤに行くように命じられました。ガリラヤは、イエスさまのおことば通りに、網を下ろし船が沈みそうになるほどの大漁を体験したことを通し、ぺテロたちが、弟子になるようイエスさまから召し出された場所でした。弟子たちはガリラヤでイエスさまの現れを待ちました。ぺテロと弟子たちは漁に出ました。夜通し網を下ろしましたが何も捕れません。岸から弟子たちを呼ぶ声がします。その声の主の通りに網を下ろすと、おびただしい魚が網に入りました。「主です」、ぺテロは湖に飛び込みました。岸に上がると炭火にパン、魚も用意されていました。「さあ、朝食を食べなさい」。夜通し働いた弟子たちに給仕して下さったのはイエスさまでした。イエスさまは、弟子として召し出された時と同じ大漁を体験させることにより、「人間をとる漁師になるのです」と言われ、弟子たちに召し出されたことを再び思い出させられました。イエスさまはぺテロに「わたしを愛しますか?」と三度尋ねられました。二回は自己犠牲を伴う愛(アガペー)で、最後の一回は友情のような愛(フィレオー)で、「愛するか?」とぺテロに尋ねました。その問いに対し、ぺテロは三度ともフィレオーの愛で応答しています。ぺテロはイエスさまを裏切った卑怯者でした。アガペーの愛で、あなたを愛しますなどと言えなかったのです。人間の域を越えることのない愛(フィレオー)ですが、「私はあなたを愛します。あなたは私があなたを愛することをご存知です」と、ペテロはイエスさまに思いを伝えたのです。イエスさまはそのペテロに、ご自身の命をかけて救い出された羊を託されました。イエスさまによって遣わされる者に必要なことは、イエスさまを愛することです。遣わされるということ、選ばれるということは容易いことではありません。旧約の預言者たちが苦しみを受けたように、逃げ出したくなるようなこともあります。しかし、人に永遠のいのちを与えようとする神さまの尊いお働きのお役に立てることは大変誇らしいことです。私たちが遣わされる場所は、ひとりでも滅ぼそうとするサタンと、ひとりでも救おうとされる神さまとの戦いの最前線です。イエスさまに従う動機が、イエスさまを愛するというもの以外では良い結果を得ることはできません。真剣にイエスさまを愛し、自分の無力を認め、神さまの前にひれ伏す姿勢をとるぺテロに、イエスさまはご自分の羊を託しました。これから険しい献身の道を歩むであろうぺテロに、「わたしに従いなさい」と、勇気づけるのでした。

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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