2018年8月19日
「今は救いの日」 Ⅱコリント5:21~6:2
基督聖協団目黒教会 牧師 横山聖司
カレンダー、今日の日付に丸印がつけてある。「なんだこれ?」「知らないわ。あなたがつけたんじゃないの?」。何かの目印だろうか。夫婦とも記憶がない。実はこの丸印、なにか大変な出来事を伝える前ぶれだったりして。その日を境に、たいへんな吉事が立て続けに起きるとか…。見知らぬ意志が、そっと、〝今日、良いことがあるよ〟と教えてくれたりして。
「神の恵みをむだに受けないようにしてください。神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です」(Ⅱコリント6:1~2)。出典はイザヤ書49章8節である。「主はこう仰せられる。「恵みの時に、わたしはあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。わたしはあなたを見守り、あなたを民の契約とし、国を興し、荒れ果てたゆずりの地を継がせよう』」(イザヤ49:8)。
西暦前8世紀、預言者イザヤが現われた。イザヤは嘆く。―神への敬いが欠けている。このままでは外敵に攻められ、国が亡びるだろう―。だが民の心は神に向かわない。新バビロニアに攻められ、エルサレムは陥落。多くの民が殺され、捕らえられ、異国の都バビロンへと強制連行、その数およそ7万人位。戦争は負けたら悲惨であり、無惨で、忌まわしさに溢れかえっていたが、イザヤは別の視点に立ってこの出来事を眺める。カレンダーの丸印のようなものだ。見知らぬ意志が(以前、約束した良いことが、今、起ころうとしているよ)と教えてくれる。西暦前539年、ペルシャ帝国のメシア的指導者、クロス王が新バビロニアを滅ぼした。カレンダーの丸印の正体だ。クロス王は、イスラエルに対して寛大、ユダヤ人の信仰にも理解があり、エルサレムの神殿再建にも協力してくれた。希望が見えて来た。
考えてもみよう。バビロンへと連行され、奴隷となり、こんな状態が長く続くと民衆はやりきれない。こんな時に出現し、苦しみ迷っている民を励ましたのが、預言者たちである。預言者たちのメッセージは、「今こそ、あなたたちは苦しい思いをしているけれど、やがて、救い主、メシヤ・キリストがあなたのもとへと遣わされ、あなたを救って下さるだろう」という内容だった。パウロは、そのイエス・キリストが、すでに私のもとへと遣わされ、預言が成就したことを思い、「『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です」(Ⅱコリント6:2)と訴える。

カテゴリー: 礼拝メッセージ

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