基督聖協団目黒教会 馬上野々花神学生
「星に導かれて」マタイ2:1-12-
メシアは世界に平和をもたらす王様であることが、旧約聖書では度々預言されている。そのため、メシアを待ち望んだのはイスラエルの民だけではなく、東方からやってきた博士も同様であった。博士たちは闇夜に輝く、星を通して、メシアの誕生を知り、メシアを礼拝するために訪れた。
彼らはユダヤにやってきて、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が上るのを見たので、礼拝するために来ました。」と告げる。するとこれを聞いたヘロデ王と、町中の人々は動揺した。ヘロデ王は、自分の王座が奪われることを恐れ、一方で民はヘロデ王が自分の王座を守るために、自分たちに危害が及ぼそうとするのではないかと恐れた。王座を絶対に渡したくないヘロデ王はメシアを抹殺しようと企てる。「新しい王様の居場所が分かったら教えて欲しい、私も言って拝むから」と博士たちを騙し、メシアの居場所を突き止めようとしたのであった。
イエス様のお生まれというクリスマスの喜びの陰に潜む闇。救い主を殺害しようと企てているヘロデ王の背後に、神の計画を破壊し、御国の完成を阻もうとするサタンの働きを見る。
サタンはキリストがお生まれになったという喜びを、かき消そうと必死である。博士たちは陰謀が渦巻く闇夜を旅したが、私たちも御国が近づいている終末の時代にあってサタンが猛烈な抵抗を繰り返す闇夜を旅する者たちである。クリスマスを前に、私たちの心には、主イエスがお生まれになったという喜びがあるだろうか。それともメシアの誕生という喜びを見えなくしてしまうような闇を心に感じているだろうか。
私たちは博士の旅路から励ましを受けたい。博士たちが救い主に会うまでの旅を導いたのは、闇夜に輝いた星であった。その星は、博士たちの先頭に立ち、救い主のところまで、彼らを導いたのである。彼らはこの星を子の上もなく喜んだ。私はこの星から、出エジプトの際、火の柱、雲の柱となって彼らの旅を先頭に立って導き続けた神を覚える。(出エジ13:21-22)神はご自分の愛する者をどこまでも守り導かれるお方なのだ。実際に、サタンはクリスマスの喜びを人々から奪い去ることはできなかった。博士たちは夢の中でヘロデの元には戻らないようにと警告を受け、別の道から自分の国へと帰って行き、また主の使いはヨセフに現れ、ヘロデが幼子を殺そうとしていることを知らせ、エジプトへ逃げるように知らせた。サタンによるメシア抹殺計画はあっけなく敗れてしまったのである。
博士が星に導かれたように、私たちも闇の中を歩いたとしても、主が共にいてくださるという何にも代えられない希望と平安がある。クリスマスに向かっていくこの時、私たちの喜びを奪い去ろうとするサタンの様々な攻撃にあうかもしれない。しかし、私たちは御言葉の真理に留まり、クリスマスを待ち望もう。
礼拝メッセージ
わが愛するもの
2026年1月18日 聖協団目黒教会 牧師 横山さおり「わが愛するもの もっと見る